打ち上げ予定日:2022年6月予定

寸法(mm) | (打ち上げ時) 100 × 100 × 113.5 (運用時:アンテナ展開) 392.4 × 392.4 × 113.5 |
重量(g) | 1,309 |
設計寿命(ヵ月) | 4 |
電源方式 | 保護回路付きリチウムイオン電池、非安定化バス方式 |
姿勢制御方式 | 三軸姿勢制御方式 |
搭載機器 | カメラ、フォトダイオード、UHFバンドアンテナ |
衛星コールサイン | JS1YHS |
衛星側送信周波数 | 437.28 MHz |
CW | 送信電力 100 mW、短点の長さ65 ms、長点の長さ195 ms、点の間隔65 ms、文字の間隔130 ms、語の間隔260 ms |
ミッション
- 電源系、データ処理系の自作バスコンポーネントの動作実証
- 超小型衛星における三軸姿勢制御技術の実証実験。合わせて磁気トルカの消磁による姿勢安定実験も実施する
- 赤外線リモコンフォーマットによるコマンドアップリンク実験。地上局から赤外線レーザーを本衛星に向けて指向追尾し、コマンドアップリンクを行う。
- 撮影画像のSSTV伝送実験。この方式を用いて衛星で撮影した画像を SSTV 音声信号 に変換し、 FM 変調波で地上のアマチュア無線家に向けて送信を行う。平日の間は衛星の通常運用を行い、アマチュア無線サービス運用は土日を中心に行う。
- ※赤外線レーザーの出力は最大20Wを予定
SSTVについて
地球撮影 SSTV 運用シークエンス
- 姿勢制御を行い、衛星のカメラを地球に向ける
- カメラで地球を撮影し、撮影した画像を SD カードへ保存する
- SD カードに保存した画像をマイコンによって SSTV 信号へ変換する
- 地上局へ撮影した画像をダウンリンクし、画像が適切か確認する(※1)
- ダウンリンクした画像から、サービスに用いる画像を選択する
- 選択した画像の SSTV 信号を音声 IC へ録音する
- アマチュア無線サービス運用に移行
- アマチュア無線家からアップリンクされた DTMF 信号に対して応答する形で音声 IC に保存されている SSTV 信号が再生され、衛星からダウンリンクされる(※2)
- 受け取った SSTV 信号を SSTV ソフトへ入力し、画像に変換する【画像の受け取り】
※1:撮影した画像が要求を満たさない場合は1~4の手順を可能な限り繰り返す。 また、平日の運用期間内に要求通りの撮影された画像が用意できない場合は、バックアップとして ・ 音声 IC に事前に用意している SSTV 音声(受信証明書など) ・ デジトーカ(音声メッセージ) のどちらかを一定間隔で繰り返しダウンリンクを行います。
※2:8の期間中、本衛星の地上局は聴取を行い、DTMF 信号が送信されているか確認します。 聴取の結果、DTMF 信号の受信が想定されている頻度に満たない、または受信が確認されない場合には、地上 のアマチュア無線家が送信した DTMF 信号が混信などの原因で衛星に正確に伝達できていない可能性も考えられるため、衛星自身が一定間隔で繰り返し SSTV 信号を送信する運用に変更します。
システム概要




